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進学会のこれまでの歩みと、今後の展開と人材活用について。

出席

石垣 雅彦(いしがき まさひこ)

1994年入社
大阪大学 基礎工学部 卒
総本部
高橋 正樹(たかはし まさき)

1996年入社
北海道大学 工学部 卒
いわき本部長

進学会の過去と現在そして未来を語る、重量級対談

司会
座談会というとたいてい、フレッシュな若手社員が登場するものですが、、、
石垣
どー見てもフレッシュだろう、心外だなあ(笑)。確かに若手ではないかもしれないけれど。
司会
失礼、どうぞお気を悪くなさらないでください(笑)。ですが、本日お二人をお招きしたのは、まさにそのためです。当社の歴史を長く見てこられ、また現在も経営の最前線で活躍されているお二人だからこそ、若手からは聞けない濃密なお話がうかがえると思いました。
高橋
私たちの昔の思い出話でもいいんですか?
司会
もちろんです。加えてお二人が考える当社の現在と、未来の展望までうかがえれば嬉しいですね。本日はどうぞよろしくお願いします。

受験に向けて加熱する競争のなか、熱気とともに駆け抜けた時代。

司会
お二人とも学生時代から当会でアルバイト講師をしていたのですね。
高橋
進学会発祥の地である札幌の北本部にて大学在学中から当会のアルバイト講師をしていました。他の塾にはもちろん同じ進学会でも、他の本部の講師には絶対に負けないというプライドを持って、いい授業をしようと熱く取り組んでいました。
石垣
私は大阪ですが、当時の進学会は、西日本や九州に向けて積極的に全国展開していた時代でとても活気がありました。講師を派遣する遠征の際には、学生バイトなのに飛行機に乗せてもらってホテルに10日間くらい泊まって授業するといった感じで楽しかったですね。その当時の進学会はまさに成長期でアルバイト講師も多く、専任の講師ともいい意味でのライバルとして競っていました。
司会
当時といまとの違いとか何か感じますか。
高橋
当時は、今では考えられないような大教室で大人数の生徒を相手に授業をしたり、受験という競争意識は確かに強かったのですが、塾にやってくる生徒たちも本当に塾や勉強を楽しんでいました。指導する講師たちも、生徒たちの期待に応えようと時間を惜しんで授業の準備をして、真剣に教材研究や指導方法の研究に職員もアルバイト講師も関係なく取り組んでいたような気がします。
石垣
私は、基本的には昔も今も変わらないと思いますが、昔の生徒は上昇志向が強かった。対していまの生徒はのんびりとした感じがします。昔は放っておいても生徒は勉強したし、いい授業をするだけで評価された。いまは、分かりやすく授業するだけでなく、それ以上に生徒のやる気を鼓舞することがもとめられています。
高橋
生徒のやる気を引き出すために、今期取り組んでいるのが「生徒をほめて伸ばす」という実践です。この取組みは、各種の研修や全講師が参加する毎月の月例ミーティングの中でもロールプレイングの練習を行うぐらい重要なものと位置付け全社的に取り組んでいます。
司会
進学会の社員となり、お二人が同じ職場の時もあったとか。
高橋
確か2000年前後だと思いますが、三重県の鈴鹿の本部立ち上げなどにかかわったと思います。当時、石垣さんは新任の本部長で本当に厳しかった。印象に残っているのが定期試験攻略の準備で、とにかくしくじれないという切迫感のなか、完璧な状態で臨むことや真剣に深く仕事に取り組むことを学びました。
石垣
当時、定期試験は通っている生徒にとって絶対失敗したくないもので、その対策授業は新しく来てくれる生徒の評価を勝ち得る絶好の機会でした。だから、授業では『他塾に絶対負けない!授業で生徒から評価されなければおしまいだ!』と思って取り組みましたね。この根幹は今でも変わっていないと思います。

進学会が求める人材は、講師と企業人の両面で成長できるひと。

司会
いま、進学会が求めているのはどんな人材ですか。
石垣
まず、生徒のことを第一に考えられる人「生徒本位」を意識して実践できる人ですね。昔の塾講師は、いい授業をすれば評価されましたがいまはいい授業は当たり前、さらには生徒のやる気を引き出すことが求められています。それはある意味、講師として広い人間性が問われる部分でもあり、難しい反面やりがいも大きいといえます。一方、企業としての面からは、将来の進学会の方向性についての価値観を共有できる人が求められます。
高橋
進学会での仕事は、講師としての仕事と進学会を成長させていく仕事との半分半分があります。その両方が連動しながら「自分は何がしたいのか?」を常に問いながら、自分と会社を成長させていくプラス志向が求められます。具体的にはいい授業をしたい、会社を大きくしたいなどで、そのためのバックアップは惜しまないつもりです。
司会
私も進学会へ入社した時を思い起こすと、とにかくいい授業をして生徒たちを志望校合格へ導いてあげたいという気持ちが非常に大きかったです。その気持ちは今でも変わりはありません。一方企業人としての成長というのは講師という仕事を続けていく中で、会社と自分の成長を追い求めながら自然と身につけていけるのではないでしょうか。
高橋
その通り。同じ仕事をするのであれば、会社と同じ目標をめざし、同じ方向を向いて仕事をする方が絶対に楽しいし、自分の成長も早まります。
石垣
それと会社自体が、じっくり考えてから行動するのではなく、「行動しながら考える」という社風ですから、スピードと行動力が求められています。とりわけ若い社員は、「失敗してもいいからとにかくどんどん挑戦する」というスタンスで仕事をしてほしいですね。

オリジナル教材への高い評価と、やる気ある人材の積極的な登用へ。

司会
進学会と他の塾との違いについては。
石垣
まず、塾としては、進学会のオリジナル教材はスゴイと思っています。他の塾の教材を見ることもありますが、ダントツにいい。教材がいいということは、教えたいという思いを何よりサポートしてくれます。実際に教壇に立つ講師自らが作っているので、教えやすく教えたい内容になっている。他の塾の関係者さえも、高く評価していて既製品とはやはり違いますね。

一方、企業としての面では、社員に任せる領域が広くて、度量の大きい会社という印象があります。進学会では、4~5年で本部長を任せられます。ほかの塾でもやっていますが、あくまでも一つの教室の責任者です。進学会では、3~4の複数教室の本部責任者であり仕事の責任は相当広い。現場の裁量で自由にできる点は、フランチャイズとは全然違います。例えば、新しい教室の設置についても多くのケースは、現場提案でおこなっています。教室開設となると、当然、数百万の投資が必要となりリスクが伴いますが、会場の選定など、すべてが任せられます。成功すれば大きな自信となり、たとえ失敗しても進学会では再チャレンジの機会はいくらでもあります。
高橋
アルバイト講師をふくめた講師育成システムや研修に徹底的に力を入れている点です。毎月の最後の日曜日に月例ミーティングを実施し、全講師が顔を合わせて向こう1ヶ月の指導方針の確認や指導内容の研究を行っています。私が特にすばらしいと感じるのは、伝統的に先輩のアルバイト講師が下の講師を育てるという風土があることです。これだけの時間やコストをかけて研修を行っている塾を私は聞いたことがありません。
司会
確かに自分の経験を振り返ってみても、アルバイト講師を含め、これだけの研修をがっちり行っている塾はないと思います。当会の「講師力」はこのような研修やオリジナル教材によって支えられているのでしょう。

首都圏と北海道の展開を軸に創立50周年をめざす。

司会
それでは、最後に進学会の将来ビジョンについてお聞かせください。
高橋
進学会がここまで成長を遂げる過程で受け継いできたこだわりや伝統などについて、いま一度、検証しそれを明確化したいと思っています。創業以来のオリジナル教材の作成や講師の育成システムなど、これからも受け継ぐもの、一方で時代の要請に応え変革するもの等を、検証したいと思っています。
石垣
「進学会スタンダード」ですね。
高橋
はい、この進学会スタンダードの再学習と正しい継承は最重要事項です。現在当社の創業時のメンバーが少なくなりつつあり、40代前後の世代が経営の中心になろうとしています。我々が次の世代に確実に当社のDNAを伝えていかなければなりません。
石垣
大学入試制度の変更と新学習指導要領の改定など、学習塾にとっては大きな変革の時になりました。 我々はこれまで首都圏以外の地方都市を中心に展開をしてきましたが、首都圏でブラッシュアップされた新たな指導ノウハウや指導水準を全国に還元しています。
高橋
当社創業の地でもある北海道に対する地域貢献は今後も当社の大きな目標の一つです。
「公立中学校における放課後学習支援事業」は幸いにも大変好評をいただき、さらに拡大の動きを見せています。我々としてもお世話になった北海道において、今後もこのような地域貢献のお手伝いを積極的にしていきたいと考えています。

来たる創立50周年へ向け、「継続は力なり」の精神でさらなる成長をめざします。
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